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スタッフ紹介
UDソリューション事業部
重田 千輝

「子どもながらにかんじた、100%情報がつかめる大切さ」

重田 千輝|UDソリューション事業部

私はUDソリューション事業部に所属し、聴覚障害者を対象とした番組「目で聴くテレビ」を制作しています。

「目で聴くテレビ」は、1995年の阪神淡路大震災をきっかけに生まれました。被災地を中心に混乱状態にあったこの時、私は4歳でした。

朝の5時、両親に突然叩き起こされて「何?」と思っていたら「地震、地震」と。ふと壁の方に目を向けると、時計や掛け絵が揺れていました。その後、一緒にテレビを見ると、被災地の様子が流れてきて、青ざめました。しかしながら、番組から流れる情報は音声だけで文字情報はなく、手話による情報提供もありませんでした。家族がみんなろう者なので、アナウンサーやリポーターの発言がわからないまま、非常に不安な思いで過ごしたことを覚えています。

このように、聴覚障害者は震災に関する情報をなかなか得られない状況にありましたので、安心して情報を得るためにも「自分たち=聴覚障害者のための放送局が必要だ」という声が上がりました。

こうして、全日本ろうあ連盟、全日本難聴者・中途失聴者団体連合会、そして当社が手を取り合って立ち上げたのが「目で聴くテレビ」です。

1998年、私が7歳の時にスタートし、聴覚障害者に関する話題やニュースを取り上げて放送し続け、今年でちょうど20年が経ちました。地震など災害のときには、リアルタイムで地上波番組に対応した手話と字幕を付与した放送を行うなど、安全と安心を保障できるように努めています。

「目で聴くテレビ」放送開始当時、地上波番組はなかなか情報をつかめないのに対し、「目で聴くテレビ」は100%内容がわかり、驚いたのを覚えています。また、聴覚障害者が集まる場に出かけた時、番組の感想を手話で言い合うシーンを目にしたことがあります。みなさん、いい笑顔をされていて、子ども心ながら、そのことが心に強く残っています。

アイ・ドラゴン4

「アイ・ドラゴン4」は身体障害者日常生活用具として 市町村から給付を受けていただくことができます

●「目で聴くテレビ」は、1998年の設立時からCS通信によって全国に配信してきましたが、2017年よりIPTVでの配信を開始し、2018年度はCSとIPTVのサイマル配信を行い、2019年度よりはIPTVのみの配信に切り替えます。番組をごらんいただくには、専用のIPTV受信機「アイ・ドラゴン4」が必要です。 地上デジタルチューナーを内蔵しており、地上デジタル放送や一般番組の字幕放送も見ることができます。「目で聴くテレビ」は、IPTVへの切り替えによって、「テレビを見る楽しみ」が大きく広がりました!

●災害時には、「目で聴くテレビ」の緊急放送開始を光で知らせる光チャイムもセットされています。

詳しくはこちら(外部サイトに移動します)

重田 千輝
重田 千輝
重田 千輝
重田 千輝

「7歳の時にみた、あの笑顔を増やしたい」

今では、地上波番組への字幕付与は増えてきましたが、手話はほとんど増えない状況にあり、聴覚障害者がテレビを通して得られる情報は、まだまだ100%ではありません。それを補完していくために、「目で聴くテレビ」の専用受信機「アイ・ドラゴン4」はIPTVを活用し、手話による情報提供を行っています。

「アイ・ドラゴン4」は、24時間いつでも最新の放送が見られるようになったり、リアルタイム放送の手話通訳や字幕も色や大きさ等を変えられるようになったりと、機能を拡大しました。また、これまで製作した番組を約500本視聴することができる「アーカイブ」を追加しました。このアーカイブは、今後も聴覚障害者が見たいと思えるような番組を、あらゆるジャンルにわたって1000本以上見られるようにしていくなど、内容を充実させていきます。

「アイ・ドラゴン4」と「目で聴くテレビ」を通して、7歳の時に見たあのシーンのような笑顔を増やしていくためにも、日々努力してまいりますので、どうぞよろしくお願いします。

手話番組を24時間いつでも楽しめる「アーカイブ」

重田 千輝

これまで制作された「目で聴くテレビ」のコンテンツから選りすぐりの手話番組を、24時間いつでもお楽しみいただけます。

バラエティに富んだアーカイブは、バラエティ、スポーツ、旅番組などさまざまなジャンルの番組1000本以上がすでに公開中。今後も続々追加予定です。

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