第17回日本安全性薬理研究会学術年会を,埼玉県大宮市にあるソニックシティにおいて2026年2月26日(木)と27日(金)の2日間の日程で開催いたします。
今回の学術年会のテーマは,「次世代の安全性薬理 -継承と革新-」としました。近年,様々な新しいモダリティが増加する医薬品開発において,安全性薬理試験は,その評価項目を一般毒性試験に組み入れたり,New Approach Methodology (NAMs) を活用する新しい評価方法を取り入れられたりしております。また, ICH E14/S7BガイドラインのQ&AやBest practiceが交付され,レギュラトリーサイエンスの面でも新しい試みが進んできております。そこで今回の学術年会では,従来からの定型の評価方法だけでなく,新しい技術を取り入れた安全性薬理評価系の構築を目指していくことについて議論する機会を提供できればと思っております。本会では,海外招待講演でQ&Aに直結するような講演内容を予定しており,シンポジウムセッションでは,循環器系及び中枢神経系分野でご活躍される先生方に本テーマのヒントとなるようなご講演をしていただける予定です。教育講演では規制当局側からご講演を頂いたあとに,その理解を深めるワークショップを予定しております。また,製薬会社から安全性の懸念に対する戦略についての事例を紹介して頂き,昨年と同様,参加型のワークショップも企画しております。一般演題については,数多くの御研究の成果をポスター発表して頂くよう準備しておりますのでお申し込みをお待ちしております。併せて優秀研究発表賞にも奮ってご応募ください。
第17回学術年会長:白川 誉史
(アステラス製薬株式会社)