大東市立歴史民俗資料館では、市民学芸員が活躍しています。市民学芸員とは、資料館開催の1年間にわたる養成講座を受講し、基礎知識を身につけた専門スタッフです。学芸員とともに、絵馬やだんじりの調査を行ってきただけではなく、市民学芸員自らも石造物や寺院の分布について調査や展示を行ってきました。
市民学芸員活動には、学芸員が提案した事業に参加する場合と、市民学芸員自らの提案による事業があります。
【学芸員提案事業】は、①古文書探し隊、②収蔵庫整理し隊、③大東木綿隊、④つくり隊と、4つの隊に分かれます。学芸員が主導して、それぞれの専門分野での活動を、市民学芸員と協力して進めています。
【市民学芸員提案事業】は、①石造物チーム、②収蔵庫チーム、③祭りの衣装・祭りの小道具といった3つの班が活動中です。
①石造物チームは、市内の石造物を調査することが目的です。また、大東市内に伝わる民話を元に紙芝居を作成しています。
②収蔵庫チームは、収蔵庫内の未整理資料の整理作業や、資料の保管状態の改善を進めています。
③祭りの衣装・祭りの小道具チームは、大東市内全域のだんじりにおける、それぞれの地区の祭礼の際の衣装や、小道具について現地調査をし、その調査成果を展示して発表することが目的です。
今後の展開にも、ご期待ください。