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令和2年度バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰 にて 内閣総理大臣表彰を受賞


2020年12月16日、内閣府の共生社会政策の取組の一環である「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰」において、株式会社アステムが内閣総理大臣表彰を受賞しました。

バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰

菅総理から表彰される大嶋厚子・取締役会長 上記写真は首相官邸ホームページより引用いたしました

「バリアフリー・ユニバーサルデザイン推進功労者表彰」は高齢者、障害者、妊婦や子ども連れの人を含むすべての人が安全で快適な社会生活 を送ることができるよう、ハード、ソフト両面のバリアフリー・ユニバーサルデザイ ンを効果的かつ総合的に推進する観点から、その推進について顕著な功績又は功労のあった個人又は団体を顕彰し、バリアフリー・ユニバーサルデザインに関する優れた 取組を広く普及させる目的で、平成14年から実施されています。

今回評価をいただいた点は下記の通りです。

全日本ろうあ連盟、全日本難聴者・中途失聴者団体連合会とともに、手話言語と字幕で情報を得ることができる「目で聴くテレビ」の設立にコアメンバーとして参加、専用受信装置「アイ・ドラゴン」を開発した。「アイ・ドラゴン」シリーズは身体障害者日常生活用具に指定され全国に約20,000台普及、一つの画面で映像と手話通訳、字幕の同時視聴を可能としている。ニュース番組や緊急災害放送の手話通訳。字幕付でのリアルタイム視聴や、オリジナル手話付き番組等約1,000本を24時間いつでもアーカイブ視聴可能である。

「アイ・ドラゴン」での手話・字幕の表示方法がきっかけとなり、2015年国際電気通信連合(ITU-T)でアクセシビリティ情報の表示に関する国際標準規格が成立。2016年には、(一社)情報通信技術委員会(TTC)国内標準規格となった。
現在、エクアドルの視聴覚障害者放送アクセス向上事業の実証実験(スペイン語字幕・現地手話)を実施している(JICA採択事業)。

地上デジタル放送への移行後、テレビ音声がラジオで聞けなくなった視覚障害者の声に応え、「テレビが聞ける」ラジオを開発、全国の約4分の1の市町村で身体障害者日常生活用具に指定され、全国に約8,000台普及した。

国の審議会等の情報保障を数多く担当し、聴覚障害のある委員の特性等に配慮した席の配置や手話通訳者、字幕入力者の配置など、情報保障に数多くの経験を活かし、会議の中で聴覚障害者委員への手話通訳・字幕による情報保障を行うとともに、会議の動画に手話、字幕を付与して全国の障害者も会議の様子を視聴可能となる取組を実施してきた。

警察職員に対して、障害を理由とする差別の解消、障害者への接遇の在り方等について教養を実施するための映像教材を収録したDVDを制作し、全国の警察で活用されている。また、「障害者差別解消法」の解説については、「手話・音声ガイド付き」のものを作成し、全国の警察職員が視聴覚障害者に関心を寄せるきっかけとなっている。

株式会社アステムでは、「Bring Accessibility」を社是に掲げ、すべての人にアクセシビリティを届ける会社であり続けるために、これからも「伝える」ことを追求していきます。

内閣総理大臣表彰 賞状