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【ご報告】 東京都障害者IT地域支援センター様研修にて講演を行いました(6月18日/21日)


東京都障害者IT地域支援センター様(文京区) は、さまざまなサポート機器の展示やソフトの
展示・紹介を行い、障害のある方のIT利用相談支援や支援者の養成研修等の事業を行っていらっ
しゃいます。このほど開催された「令和6年度障害者のデジタル技術活用支援者養成研修」 に
て、株式会社アステムならびに認定NPO法人障害者放送通信機構より講演を行いました(オンラ
イン)。

【聞こえない、聞こえづらいを支える】養成研修で

障害者IT支援のための講習会の開催が、都内区市町村職員様等を対象に毎年行われています。
全6コースのうち、お声かけいただいたのは「コース1【聞こえない、聞こえづらいを支える
】」です。

1、地震直後の現地取材でつかんだこと

認定NPO法人障害者放送通信機構事務局次長 滝沢 洋子

2、「アイ・ドラゴン4」(聴覚障害者用情報受信装置)に関するご説明

株式会社アステム ソリューション事業部部長 西田 浩文

について、お話させていただきました。

【能登地震の現地取材でつかんだこと】

地震発生直後、障害者放送通信機構の取材チームが現地に赴いた状況をお伝えしました。聴覚
に障害のある方の様子は、当時行政も大手マスコミもほとんどつかめていませんでした。障害の
あるなしに関わらず、被災された皆様は今なお甚大な被害に苦しんでおられます。加えて聴覚に
障害のある方は、コミュニケーション手段すら絶たれ、ライフラインである音声情報から取り残
されがちな状況等、お伝えすることができました。

【「アイ・ドラゴン4」で、できること】

災害時に手話言語で緊急災害放送を見ることができる「アイ・ドラゴン4」について、
機能や役割等をお話しました。障害者差別解消法の義務化や、障害者情報アクセシビリティ・コ
ミュニケーション施策推進法の成立を受け、ますます「アイ・ドラゴン4」の果たす役割は大き
く、期待が寄せられました。

【お寄せいただいたお声】

ご担当者様より、
「中身の濃いご講義をありがとうございました。なかなかおうかがいできるお話でなく、
貴重な機会となりました。これまでの支援者養成研修にない、切実かつリアルな内容で情報保障
の必要性を教えることができました。受講者は自治体の方だけに、重く受け止めておられたよう
です」とおっしゃっていただきました。

アンケートでのお声をお寄せいただきました。

〇どの講座が一番興味深かったか。
「地震時の生の情報は印象的で充実していた」
「ゲストトークが大変よく、また聞きたいと思った」
「震災の講話」

〇講座内容について受講前に期待していた内容とどうであったか。
「デジタル研修のみかと思っていたが震災の話も聞けて有益であった」