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スタッフ紹介
指定管理部
平川 美紀

「地域の個性」を際立たせる指定管理者をめざして

平川 美紀

株式会社アステム 指定管理部 部長 
大東市立生涯学習センターアクロス館長

株式会社アステムは、現在、2市4館の指定管理者として、施設運営をはじめ、市民の皆さまの文化芸術活動や生涯学習活動のお手伝いをさせていただいています。
私はアステムが大東市立生涯学習センターアクロスの指定管理業務を最初に受注した2006年から指定管理者制度に携わり、大東市立総合文化センターのセンター長を経て、現在、大東市立生涯学習センターアクロスの館長を務めています。

ASTEMで取り組んできたこと

ASTEMとの最初の出会いは、学生時代、同じ社会学専攻ゼミの先輩の紹介でアルバイトに来たのがきっかけです。もともと映像制作やイベント企画に興味を持っており、また学生時代に博物館学芸員資格を取得していたので、役に立てたい思いがありました。

入社当時のASTEMは創立20周年を迎え、イベントの企画運営、映像制作、衛星通信など、業務が大きく広がる時期にさしかかっていました。イベントの打ち合わせと並行して、タレントの手配や印刷物の校正を行う一方で、企業の商品VTRのシナリオを書いて、撮影隊のディレクターとして現場に行き、撮影後は編集のディレクターとして編集室にこもるといった具合に、さまざまな業務経験を重ねてきました。

入社の翌年には、私がいま毎日利用しているJR東西線の開通式を担当して、実務とともにイベントコンパニオンも務め、同年の第52回国民体育大会(なみはや国体)では、会場の一つとなった大東市の紹介動画製作に携わらせていただきました。ASTEMは1984年から大東市民まつり等のお仕事をさせていただいていますが、私と大東市とのご縁の始まりは、「なみはや国体」でした。

JR東西線開通式


しばらくして、今も続く聴覚障害者の専用放送「目で聴くテレビ」がスタートし、事務局の一員として東京出張や全国の取材も増え、また国の福祉関連の事業も多くなって、より多忙な日々が続くようになりましたが、いま振り返ると、これらの一つひとつの経験が、その後の仕事に確実に生きていることを実感しています。

東日本大震災発生時の「目で聴くテレビ」緊急災害放送

育児休業取得第1号

数年後に結婚と2人の出産を経験しましたが、出産後も働きたい意向を会社に伝えたところ快く受け入れられ、産休と育休を取得した社員第1号となりました。

会社や上司の協力により無事に休業、そして職場復帰を果たしました。休業中に上司から「席を空けて待ってるからね」と連絡をもらい、とても嬉しかったことを覚えています。

子どもたちと

「大東市立文化情報センターDIC21」チーフ時代

2人目の出産と育休を経て、現在もJR住道駅東側の同じ場所にある「大東市立文化情報センターDIC21」のチーフとして職場復帰を果たしました。当時、開館直後だったDIC21は、ギャラリーを併設したミニシアター風ホールで、私の仕事は自主事業企画と受付スタッフの管理でした。

まだ生涯学習機能を担うアクロスがなかった当時、48席のミニシアターとギャラリーで、さまざまなイベントや講座を開催していました。毎日、来館される市民の皆さまとお話をする中で、ニーズをお聞きし、サークル活動につなげるという現在の仕事の原点がここにありました。

指定管理者制度がスタートする、数年前のことです。

当時の大東市立文化情報センター(DIC)外観

指定管理者制度へのチャレンジ

ASTEMでは1988年の箕面市立メイプルホールの技術管理を皮切りに、いくつかの会館の技術管理を担当していました。これらの経験を活かして、2006年新設の大東市立生涯学習センターアクロスの指定管理者の公募に挑戦、選定いただくことができました。

私たちにとっても、市役所にとっても、初めての指定管理者制度における新しい施設管理の取り組みであり、緊密に連携をとりながら進めていきました。

大小さまざまな自主事業を展開する中で、顔見知りの市民の方がどんどん増え、気軽にお言葉をかけてくださり、一緒に事業を作り上げる仲間となってくださいました。

アクロス開館2年目に、現在の「プチミュー合唱団」の原型となった「市民プチミュージカル」を実施、その進行を務めた


「アマチュアミュージシャンライブフェス」は、DIC21の業務委託時代から長年続く市民参加型のライブイベントです。このイベントを長年続けてきた経験が、後にサーティホールに異動したタイミングで始まった、全館を使った市民主導の大型ロックイベント「DAITO ROCK CITY(ダイトウ・ロック・シティ)」へとつながっていきました。

また2009年に実施したアクロス主催「子育てママのゴスペルワークショップ」では、サークルが2つも立ち上がり、その参加メンバーを主体にした市民参加型コンサートもサーティホールで開催することができました。以降も地元に根ざした活動は続いており、サークルの方から結成10周年記念ライブに招待されたときは感無量でした。

サーティホールのステージに立った「子育てママのゴスペルワークショップ」のシンガーたち

ASTEMの指定管理

私たちが手がけている自主事業企画は、コンサートや演劇、展示、趣味や興味の幅を広げるための講座やワークショップ、知識や教養を高めるための講演会など、多岐にわたります。

こうした事業運営や日々の業務を通して、市民の皆さまとのコミュニケーションを大切にすることを最も大切にしています。

地域の特性に寄り添って、その地域の魅力を引き出す施設運営を行い、自主事業企画をご提供するのが、ASTEMの指定管理の特徴です。市民の皆さまや地域に何を還元していけるかを常に意識しながら施設運営を行う『管理運営のスペシャリスト』たるスタッフの質を重視し、各施設の特性に応じた専門的な人材を配置しています。

2021年春に行われた大阪アーツカウンシルによる「新型コロナウイルス感染症拡大影響下における大阪府内の公立文化施設のネットワーク状況等調査」では、回答のあった270施設のうちの3施設に選ばれ、公立大学法人 静岡文化芸術大学の松本茂章教授のヒアリングを受け、「指定管理者制度によって、民間にも公務的な人材が育ってきた」との評価をいただきました。

大東市立生涯学習センターアクロス

飯盛城跡国史跡指定や三好長慶ブームを牽引してきた「歴史文化カレッジ」
(大東市立生涯学習センターアクロス )

第60回大阪府吹奏楽コンクール北地区大会(大東市立総合文化センター)

令和3年度冬季企画展「ちょっとむかしのくらし」(大東市立歴史とスポーツふれあいセンター)

寝屋川市立地域交流センター

蜂谷葉子&大岡真紀子 華麗なるピアノデュオの調べ(寝屋川市立地域交流センター)

これからのこと

現在お預かりしている施設の管理運営の質を向上させつつ、新しい施設獲得をめざすには、「人材育成」が最大の課題です。ASTEMという民間企業の強みを活かしつつ、地域の大切な公共施設をお預かりする施設職員としての役割と責任を果たせるような人材の育成に努めたいと考えています。

文化芸術に親しむ機会となるコンサートや演劇や展示会、そして趣味や興味の幅を広げるための講座やワークショップ、知識や教養を得るための講演会などの“場”を通じて、“生きがい”や“シビックプライド”が育まれていく過程を目の当たりにできることは、私たちの手がけている指定管理業務の醍醐味と言えるかもしれません。

各施設で育ったスタッフが、新しい地域・新しい施設でASTEM指定管理の新たな展開を担うことができるよう、指定管理施設を増やしていきたいと考えています。